注射薬調剤業務|薬剤師の仕事内容を紹介

注射薬を調剤する薬剤師

注射薬調剤業務とは

注射薬調剤業務とは、医師によって作成された注射処方せんを薬剤師が監査し、注射薬を調剤する業務のことです。最近では、調剤を行うロボット(アンプルピッカー)を使用する病院が増えており、注射薬の配合禁忌や相互作用などを自動でチェックし、調剤まで行うこともあります。

業務の流れ

1.処方せんの監査

注射薬の調剤では患者さんの検査値や、年齢、性別、体重、発熱の有無、食事など様々な状況を考慮し、あらゆる角度から安定性、配合変化、投与量、投与速度、投与期間などをチェックします。注射薬は薬物反応が顕著に現れるため、監査をする薬剤師の役割は重要です。

2.疑義照会

注射処方せんを監査した際、疑問点や不明点があれば、処方医に問い合わせて確認します。これを疑義照会と呼びますが、疑義照会は薬剤師法第24条で定められているので、医師の確認がとれるまでは調剤することはできません。

3.調剤

処方せんに基づいて、薬剤師が調剤(計数調剤・計量調剤)しますが、最近は医療の機械化が進んだことにより、注射薬の調剤は注射薬自動払い出し機などのロボットを使用して調剤することが増えています。ロボットにより自動化することにより、注射薬の迅速かつ正確な調剤が可能になります。

4.注射薬のチェック

調剤した注射薬、あるいは、注射薬自動払い出し機などから払い出された注射薬を、薬剤師が処方せんに基づいてひとつずつチェックします。袋やラベルの記載事項、数量、説明書なども確認します。問題がなければ調剤済みの記名押印をします。

5.調剤の完了

調剤が完了した注射薬は専用の注射薬カートに一人分ずつセットします。必要に応じて、医師や看護師へ注射薬についての情報提供を行い、薬物療法の有効性と安全性の確保に努めます。

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