治験業界で働く薬剤師の仕事内容と役割

CRAとCRCの男女

治験業界の仕事内容と役割

治験業界での薬剤師の仕事としては、治験コーディネーター(CRC)と臨床開発モニター(CRA)になります。どちらも、治験業務に携わる点に変わりありませんが、役割や仕事内容は少し異なります。

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーター(CRC)の役割は、被験者、医師、製薬会社の三者の間の調整役としての全体をコーディネートすることです。治験が安全かつ円滑に進むためには、調整役として三者を調整する治験コーディネーターの役割が欠かせません。具体的な仕事内容は下記の通りです。

  • 被験者のスクリーニング
  • 被験者への説明
  • 被験者のフォロー
  • 治験を実施するチームの調整
  • モニタリング・監査への対応
  • 報告書などの資料作成

臨床開発モニター(CRA)

臨床開発モニター(CRA)は、製薬会社から治験業務を請け負う企業に所属し、治験の内容がGCP(医薬品の臨床試験の実施基準)に適しているかをモニタリングすることが主な役割です。具体的な仕事内容は下記の通りです。

  • 治験を実施する施設と治験責任医師の選定
  • 治療薬や適応疾患についての学習
  • 治験の申請と契約
  • 治験のモニタリング

CRCとCRAの比較

CACとCRAには上記のような役割や仕事内容の違いがありますが、他にもいくつかの違いがあります。

例えば、CRCは看護師が多いですが、CRAは薬剤師が多いです。年収面でも、CRAのほうが専門性が高くなる分だけ、年収は高くなります。CRCは平均年収で500万円前後、CRAは600万前後が一般的です。

また、CRCは女性が8割を占めますが、CRAは五分五分です。ただし、CRAは育児をしながら勤務するすることが難しい仕事なので、年齢とともに男性のほうが割合が多くなります。

治験業界で働くやりがい

治験コーディネーター(CRC)

治験コーディネーター(CRC)は被験者と接する機会が多いため、被験者とじっくり向き合うことができます。被験者から「あなたに担当してもらえてよかった」「治験に不安があったけど、あなたのおかげで安心して参加できた」と言ってもらえたときなどは、喜びを感じられるときです。

また、コーディネーターのしての役割もあるため、治験がスムーズに進み、関係者から評価をしてもらえたときは、やりがいを感じられます。

臨床開発モニター(CRA)

自分の仕事が新薬の開発に大きく貢献できていると実感できることは、臨床開発モニター(CRA)ならではのやりがいです。

特に自分が関わった薬が世の中に出たとき、それが患者さんの病気の治療に役立っているとわかったときは、この仕事をやっていてよかったと思える瞬間です。

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